組紐の制作工程
御嶽(みたけ)組 製作工程
1.糸繰り
染色済みの絹糸を小枠に巻き取る。
2.へきり 糸合わせ
小枠に取った糸を何本かずつまとめる「糸合わせ」をし、その糸束に一定のひねりをかける。
3.主に糸を巻く
ひねりをかけた糸束を所定の長さ(作るものの長さの1.7~1.9倍)に切り揃え、
鍾(おもり)のついた玉に糸束を巻きつける。ここまでの準備が一番重要な仕事
4.組み台に玉をセット
糸を巻いた玉を組み台にセットする。写真の組み台は丸台で24本組。
玉の鍾はすべて同じ重さのもの。
5.組み上げ
一定の調子、間隔、ぺースで糸束を綾取りのように交互に交差させ組み進める。
6.組み目をチェック
ときどき組み上がる組み目をチェックする。目が飛んでいないか、ゆがんでいないか。
万一、目が飛んでいたら、その部分までほどいて組み直すことになる。
7.房付け
所定の長さに組み上がったひもの端を絹糸でしっかりくくって留め、
同色の糸で少し房のボリュームを足し、櫛できれいに揃え、蒸気でのばして出来上がり。