組紐のお手入れ
保管方法について
絹繊維のため、虫、日焼け、カビにご注意いたきたいと思います。そのため、収納する衣装ケースは、直射日光に当たらない場所、また湿気の少ない場所に配置し、組紐を長く保管する場合であっても、時折引き出しを開け、風をいれてあげるとよいです。
汚れた場合
- 絹製の組紐は、化学繊維とは違って水に浸しますと色落ちし、繊維質が変化し劣化してしまう可能性があります。紐の汚れをとりたい時には、決して水には浸けず、堅く絞った湿った布で、汚れ箇所のみをやさしく叩くように拭いてください。ゴシゴシ擦ると色落ちしますのでご注意ください。
- 油汚れでしたら、ベンジンを含ませた布で、汚れ部分を布に移しとるように叩きます。また、小さな汚れでしたら、やさしく消しゴムで表面を擦るの方法もございます。
- 汚れを拭った組紐は、日の当たらない風通しの良い所に保管してください。
房がよれてクセがついてしまったら
蒸気にあて、櫛でなでますとまっすぐに整えることが出来ます。絹は動物性たんぱく質ですから髪の毛のケアに近いものとご理解いただければと思います。